

院長コラム
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虫刺されや湿疹、どうすればかゆみが治まる?
こんにちは!院長です。
「かゆいんです、かゆみ止めをください」というご要望は、皮膚科でよくお聞きします。かゆみは本当につらい症状ですよね。
今回は、皮膚科医が患者さんのかゆみに対して、どのようなアプローチを取るのか、その方法を3つご紹介します。
- 飲み薬を上手に使う
かゆみの原因となる物質の働きを抑える「抗ヒスタミン剤」という飲み薬を処方することが多いです。
眠気などの副作用は少ないものが多いですが、かゆみを完全に消し去るほどの即効性はありません。
夜も眠れないほどかゆみが強い場合には、一時的にステロイドの内服薬を処方することもあります。
しかしこちらは副作用がでやすいため慎重に使用する必要があり、一種の裏ワザ的な手法です。
(例:ブヨやトコジラミに10~20箇所以上さされている場合など強烈なかゆみに使ったりします)
- 冷水や保冷剤で「冷やす」
入浴やサウナで体を温めたり、飲酒で血行が良くなると、かゆみは増してしまいます。
逆に、冷やすことでかゆみを軽減できる効果が期待できます。保冷剤や冷水で、凍傷にならない程度に患部を冷やしてみてください。
「熱いお湯をかけると気持ちいい」というお声もよく聞きます。
確かに一時的に快感は得られますが、その後の夜間に無意識に掻いてしまう方が多く、結果として治りが遅れてしまうケースがほとんどです。
かゆみを根本的に改善するためには、ぜひ「温める」ではなく「冷やす」ことをお試しください。
- メンソールで「スッとする」感覚を利用する
メントールなどの冷感成分は、かゆみの感覚を一時的にごまかすことができます。かゆみを一時的に抑えたい場合には有効な方法です。
一般的な医療機関で処方される塗り薬には、メントール入りのものはありません。
市販薬を上手に組み合わせて使うのも賢い作戦の一つです。
強いかゆみ、まずは皮膚科にご相談ください
ご紹介した方法は、あくまでかゆみを一時的に抑えたり、悪化を防いだりするためのものです。
かゆみの根本的な原因を突き止め、適切な治療を行うことが、早期の改善には不可欠です。
自己流で対処を続けていると、かゆみをこじらせてしまうことも少なくありません。
もし、かゆみが長引いたり、市販薬で治らない場合は、お気軽にご相談ください。
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