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薬を「すり込む」のは逆効果!皮膚科医が教える正しい塗り方

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こんにちは、院長です。

今回は、ご自宅での塗り薬の使い方についてお話しします。

 

塗り薬は、適切な量を患部に正しく塗ることが基本ですが、意外と知られていないのが「塗り方」です。

診察をしていると、処方した塗り薬の反応がどうも思わしくない…というケースに時々遭遇します。

その際、私たちは診断や薬との相性を再確認しますが、その次に必ずお聞きするのが「塗り方」なのです。

 

その塗り方、実は「すり込み」になっていませんか?

塗り薬は、つい「すり込みたくなる」ものです。

これは、何かを塗る際に自然と出てしまう、人間の本能に近い行動なのかもしれません。

しかし、皮膚にトラブルが起きている状態のお肌に、さらに「すり込む(=摩擦)」という刺激を加えることは、何ひとつ良いことがありません。肌の構造から見ても、すり込んだからといって薬の浸透が良くなるわけではないのです。

 

これは、ついやってしまいがちな他の行動と似ています。

  • かさぶたを剥がしたくなる
  • ニキビを潰したくなる
  • 指のささくれ(さかむけ)をめくりたくなる

これらはすべて本能に近い動作と思っていますが、皮膚科医から見ると「やらない方が良い」行動です。

 

薬は「優しく」塗るのが正解

塗り薬もスキンケア用品も、最も大切なのは肌に摩擦を与えないことです。

どんなに優れた成分の薬や化粧品でも、塗り方で肌に負担をかけてしまっては意味がありません。

 

薬をすり込まず、肌にのせるように優しく広げる。

このシンプルな塗り方を意識してみてください。

あなたの「すり込みたい」という本能と戦い、優しく塗る習慣を身につけることが、治療効果を最大限に引き出す近道になります。

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