円形脱毛症
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自己免疫反応により毛包周囲に炎症が起きて、毛が抜けてしまう病気です。
脱毛症状は頭部に1個だけ円形にでることもあれば、頭部に多発したり、眉毛やまつげ、ヒゲ、体毛に生じるなど、身体のどの部分にも起きる可能性があります。さらに、重症の場合には、頭全体、あるいは全身の全ての毛が抜け落ちる場合もあります。
症状
頭部に一つだけの円形の脱毛がある場合は単発性通常型(単発型)、多発する場合は多発型、頭全体が脱毛した場合は全頭型、全身に脱毛が及ぶ場合は汎発型とと分類します。
また稀ではありますが、頭髪の生え際が帯状に脱毛する場合を蛇行型と呼びます。全頭型、汎発型、蛇行型は通常型と比較して治りにくい傾向があります。
円形脱毛症の症状が出るのは一生に一度だけのこともあれば何度も再発する場合もあります。
原因
根本的な原因はまだわかっていません。
昔はストレスと言われましたが、そうとも限らないということが分かってきました。現在は自己免疫疾患の一種と言われています。
治療方法
小さな脱毛斑なら自然に改善してしまう場合もありますが、何度も再発したり徐々に多発、拡大したりするような場合には早めに受診しましょう。
特に急激に頭部全体に毛髪が抜けてきた場合には早期のしっかりとした治療が有効な場合があります。
治療は、患者様の症状や治療目標、治療効果などを考慮して、4つの治療法を単独あるいは組み合わせて行います。
1.外用治療(ぬり薬)
ステロイドやフロジン液による治療を行います。
2.内服治療(飲み薬)
セファランチンやグリチロンによる治療を行います。副作用が少ないのが特徴です。
3.光線(紫外線)療法
紫外線を病変に照射することで、異常を起こした免疫バランスを抑える治療法です。当院ではエキシマライト光線療法機器を導入しております。1週間に1回病変部に照射して効果を出していきます。
紫外線によるヤケド、色素沈着などのリスク・副作用があります。
4.ステロイド局所注射
脱毛斑にステロイド薬を注射します。外用治療よりも効果を期待することができますが、注射の痛みや皮膚の陥凹リスクがあります。
※上記の治療で効果が乏しい重症のケースでは、
総合病院での、より専門性の高い治療をご紹介しています。
※発症して早い段階の急性期ではステロイドパルス療法が推奨されています。
※発症して6か月以上が経過した慢性期、かつ脱毛面積が被髪頭部全体の50%以上の場合は、オルミエント(保険適用)という内服薬が適応になっています。
アクセス
地下鉄堺筋線・谷町線 南森町駅
JR東西線 大阪天満宮駅 3番出口 徒歩2分
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