院長コラム
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診療で四季を感じるマニアック皮膚科医
こんにちは、院長です。
日本は四季がはっきりしている土地です。
みなさんは、街の景色や食べ物、気温の変化で季節の移り変わりを感じるのではないでしょうか。
皮膚科医、特に私や副院長のようなマニアックな皮膚科医は、実は患者さんの肌トラブルの種類で季節の変わり目を感じています。
- 秋
残暑のころ、子どもたちは運動会の練習が始まり日差しと汗刺激で湿疹が出やすくなります。
その後は乾燥が始まる季節です。患者さんにべったりタイプの保湿剤を勧めるようになります。
寒暖差の影響で帯状疱疹の患者さんが多く受診されます。
頭髪の脱毛症状に対しては、季節性の脱毛の可能性がないかを考えます(秋は抜け毛が増えます)。
ほくろやイボ、シミを治療したいとご相談いただくことも増えます。
- 冬
秋の終わりから低温熱傷(湯たんぽ、ストーブなど)を見かけるようになってきて、冬のおとずれを感じます。
乾燥が本格化しますので、部屋の加湿も勧めるようになります。
足や下肢のキズやヤケド、トビヒの患者さんに「シャワーはいいですが、湯船に入るのは避けましょう」と伝えると、強い不満の声を多く聞くようになります(※ほかの季節もまあまあ聞きます)。
1月から子供たちの持久走の練習が始まり、しもやけや乾燥性湿疹(顔や手)が増えます。
徐々に大人でも凍瘡(しもやけ)や、足のかかとが割れる患者さんが増えて気温の冷え込みを感じます。
- 春
まだ寒い2月~3月頃から花粉や黄砂の影響で顔がかゆい患者さんが増えてきます。
税理士の患者さんが確定申告前に忙しすぎてアトピー症状を悪化させてしまいます。
すぐそこに春が来ていることを感じます。
- 初夏
4月~5月になると毛虫が活発になってきますので、毛虫皮膚炎(チャドクガ)の患者さんが増えます。
もうすぐ初夏であることを感じます。
寒暖差の影響で帯状疱疹の患者さんも増えます。
虫刺されが増えてきますし、乾燥より汗刺激で湿疹になる人が多くなってきます。
- 夏
虫刺されや水虫の症状が本格的に増える時期です。
海レジャーにひさびさに行った人が、四肢や体幹にヤケドに近いような日焼けをして、その処置をするとき、私も海に行きたくなります。
ウニを足で踏んでしまった患者さんのトゲを抜いているときも海を感じます。残念ながら磯の匂いはしません。
山に行った後マダニを心配されて受診される患者さんも増えます(※マダニ自体は夏以外も活動しますので他の季節も注意が必要です。マダニのコラム参照)。
季節の移り変わりは、肌にとっては大きなストレスになることがあります。
季節ごとのトラブルに合わせた適切なケアや治療がありますので、気になる症状があれば、いつでもご相談ください。
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