院長コラム
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うっ滞性皮膚炎
院長です。
ある日、自宅で逆立ちをしていると(注:自重トレーニングの一環です)、
副院長がひとこと、
「そのまま生活できたら、うっ滞性皮膚炎の患者さんも治るんじゃないの?」
目からウロコでした。
うっ滞性皮膚炎*は慢性的な浮腫(むくみ)が原因ですから、逆立ちしていたら全て解決します。
地球に住んでいる限り重力から逃れられませんし、
ヒトは二足歩行の動物ですので最も負担のかかる下腿にトラブルが起こります。
八方塞がりのようにみえますが、逆立ちがいずれも解決するのです。
これからは下肢のうっ滞予防に逆立ちを勧めればいいのではないでしょうか。
*【うっ滞(うったい)性皮膚炎】
慢性的な浮腫(むくみ)によって、下腿(すねなど)の皮膚に炎症が生じる疾患。
皮膚に粉がふき、かゆくなり、長引いて全体に黒ずんできます。えぐれたような皮膚潰瘍ができることもあります。ひどくなると、その潰瘍や毛穴のあちこちから透明な浸出液が常時でてくるようになったりします。常時でているので浸出液で衣服どころか寝具がジュクジュクになったりします。
下肢の浮腫は下肢静脈のトラブルや心機能低下、下肢の筋力低下などにより生じますが、うっ滞性皮膚炎は高齢者に多い疾患ですので、いずれの原因もどうにもできず、完治しづらい疾患です。
・・・まあ冗談はさておき、
うっ滞性皮膚炎が治りにくいのは事実で、
薬で少し良くなってもすぐ再燃しますので何らかの予防ケアが必要になります。
結局その日のディスカッションは
「ISS(国際宇宙ステーションで)で生活すれば、うっ滞性皮膚炎は治るのでは」
というところに落ち着きました。
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