患者さん（特に土曜日に来院された方）に

「今日は混んでいますね。一体なぜこんなに沢山の人が皮膚科に来られるのですか？まあ、僕もそのうちの一人なので僕が言うのもアレですが…」

というご質問を頂くことがよくあります。

１つ目の理由として思い当たるのは、皮膚科は対象年齢が広いということです。当院では生後すぐの赤ちゃんから１００歳を超えた方まで受診されています。

２つ目の理由として、皮膚科の扱う範囲が広いということです。慢性的な病気（アトピー性皮膚炎など）、傷やヤケド、虫刺され、感染症、皮膚腫瘍（できもの）、急な病気（薬のアレルギーや急性じんましんなど）、とにかく皮膚、爪、毛髪に何か出ていれば皮膚科の範囲になります。（もっと詳しく知りたいぞという方は当院のホームページをご覧下さい。）

ちなみに「傷」だけでもいろいろなパターンがあります。

怪我をした、

何かが刺さった、

出血が止まらない、

動物に噛まれた、

傷周りが腫れてきた、

傷を消毒してかぶれた、

床ずれができた、

爪が剥がれた・剥がれそう…などなど。

多彩なご年齢・症状の方に一番良い対応を考えていかなくてはなりませんので、皮膚科医をしていると毎日飽きることがありません。皮膚科は外科などに比べると地味な科だと思われがちですが、実は刺激的な職場ではないかと私（副院長）は思っています。