アカギレ、あかぎれ。

手足などに亀裂・ひびが発生し裂けて血がでたり、痛かったりする状態です。

寒くて乾燥する季節や、

手洗いがおおい場合、

足を酷使して足底や踵が固くなっている場合などに生じます。

梅雨や夏など湿度が高いときになるひとはあまりいません。

アカギレが生じる状況はシンプルです。

• 皮膚がカサカサとかゴワゴワしている（固くなっている）
• よく動く場所、もしくは刺激がある場所である（各関節部や指先、足の荷重部）

固くなっているものに外力がかかると、そこは割れやすいのです。おせんべいと同じです。

ということは、対策もシンプルで

• 皮膚をやわらかくしておく
• 固くなるのを予防する

これにつきます。

生活のなかでできることは

• 皮膚の湿度を保つ（保湿をする、加湿をするなど）
• 刺激になるものを避ける（手袋をする、洗剤を変える、クッション性のいい靴をはくなど）

などになってきます。

また外来で診療していて感じることですが、そもそも「自分の皮膚が固くなっている、なりかけている」ことに気づけていない患者さんも少なくありませんので、上記の対策などの前にまず「皮膚が現在やわらかい健康な状態なのか、固くなっている状態なのか」を観察することが意外と大事だと思っています。