「円形脱毛症」という病名はみなさんご存知と思いますが、症状の実際やその治り方はあまり知られておらず、自分が患者さんになってみないとなかなかわからないものです。

今日はその「治り方」について、軽くイメージしていただけるよう書いてみます。

【一番軽症の、単発の円形脱毛症の場合】

■発見

「ある日、頭皮を触ると髪がない部分に気づく」

もしくは「美容師さんに指摘される」

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①抜け毛が増える時期（２～３ヶ月）

抜け毛が増えて脱毛斑が拡大し、「ツルツル」になった頭皮を触れます。

なかなか毛が復活しないので心配になりヤキモキする時期です。

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②治ってくる時期（①が終わってから更に３ヶ月以上）

待ち望んだ毛がようやく少し生えてきますが、まず「うぶ毛」からです。

患者さんによっては白い毛を経て、そこから太い毛が生えて、最後に「チクチクする」毛の手触りがある頭皮になっていきます。

このようにおよそ半年以上をかけて髪の毛は徐々に戻っていきます。

一番軽症の「単発型」でこれですから非常にやっかいな病気といえます。