院長コラム
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皮膚科なのか、他の科なのか、どちらを受診したほうがいいのか
ご存知のとおり、皮膚は全身を覆って肉体を守っています。
「皮膚のトラブルは皮膚科」、これはもちろんなのですが、
全身ですので、場所によっては皮膚科でいいのか、ちょっと微妙な部位が何箇所かあります。
以下の部位のトラブルのときに、どこに行けばいいか迷ってしまう方が少なくありません。
・鼻の入り口
・耳まわり
→耳鼻科?皮膚科?
・眼のギリギリのまぶた、眼の周り
→眼科?皮膚科?
・デリケートゾーン(陰部)
→泌尿器科?婦人科?皮膚科?
・おしり、肛門部
→肛門科?皮膚科?
結論からいいますと、基本的には
「初めに受診するのはどっちでも問題ない」です。
最初はアクセスしやすいクリニックにご相談されるのがいいでしょう。
ただ、そのクリニックで対応できない症状だったときは、他の科のクリニックや総合病院へご紹介することになり、患者さんの手間が増えてしまいます。
そこで私が考える簡単な基準を書きます。
・鼻、耳
→鼻の中、耳の中(器具を使わないとみえないところ)は耳鼻科がおすすめです。
何もせず見える場所は皮膚科が向いていることがおおいです。
・眼
まつ毛から内側は眼科がおすすめです。まつげより外は皮膚科が向いています。
・デリケートゾーン(陰部)
→症状によります。
女性によくある「陰部の皮膚のかゆみ」は皮膚科で対応できます。
デリケートゾーンの悩みは皆さん受診をためらいがちですので
「相談しやすいクリニック」が向いています。
男性器なら男性医師のいるところ、女性器なら女性医師のほうが向いているかもしれません。
何ヶ月も放置して市販薬で誤った対応をした結果、症状をこじらせて苦しむ方がとても多い部位です。
早めの受診がオススメです。
・おしり、肛門部
ここも基準が難しい部位です。
肛門からかなり離れたところでも、痔瘻や毛巣洞など肛門科の先生が専門とする疾患がトラブルを起こすこともあります。
デリケートゾーン同様、
「自分が相談しやすいクリニック」が向いています。
自分からは見えにくい場所ですので放置して悪化させないようにしましょう。
アクセス
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