>院長コラム >院長コラム

院長コラム

アクセス
順番待ち受付
 今から行く
オンライン診療

鼻のおでき(せつ・めんちょう)に要注意!深い芯と激しい痛みの原因と予防

感染症 ニキビ

こんにちは!院長です。

以前も「せつ、おでき(めんちょう)」についてお話ししましたが、顔のおできの中で特にできやすいのが「鼻」です。

鼻のおできは、場所によって治りにくくなったり、激しい痛みを伴ったりすることがあります。

 

鼻のおできが痛いのは「鼻の裏側」が原因かも

顔にできるニキビは、主に皮膚の表面にある毛穴に雑菌が入って炎症を起こします。

しかし、鼻には、鼻腔(鼻の穴)の中にも毛穴が存在します

この鼻腔内の毛穴から雑菌(多くはブドウ球菌など)が入って炎症を起こすと、トラブルの中心が鼻の深い部分になるため、

芯のある大きなおでき(せつ)となり、触れるだけで激痛を伴うようになります。

 

なぜ鼻のおできは治りにくいのか

深いおでき(せつ)の治療法は、

通常、相性の良い抗生剤を使うか、膿を出すための切開排膿(せっかいはいのう)を行うのが最適です。

しかし、鼻は切開すると傷跡が残りやすいデリケートな部位のため、基本的には切開が推奨できません。

結果として抗生剤に頼らざるを得ないのですが

頻繁に抗生剤を使っていると薬剤が効きにくい耐性菌が生じやすくなり、だんだんと治療の切れ味が悪くなってしまいます。

 

クセにしないために!鼻のおできの予防法

そうならないためにも、鼻のおできは「クセにしない」、つまり再発させないための予防が非常に大切です。

鼻腔内に雑菌を持ち込まないために、以下の点を日頃から意識しましょう。

  • 鼻をかむ際は清潔に: 清潔なティッシュを使い、清潔な手で行いましょう。特に、鼻の穴の中を指で触ったり、ほじったりするのは厳禁です。
  • 鼻炎治療の徹底: 鼻炎症状が続くと、粘膜が荒れて細菌が侵入しやすくなります。鼻炎がある方は、耳鼻科できちんと治療を続けてください。
  • 鼻毛のお手入れは慎重に: 鼻毛のお手入れはできる限り最低限にし、清潔な状態で行ってください。過去には、鼻毛のワックス脱毛などが原因で、深部の細菌感染から大手術が必要になったという報告もあります。この講演は医師から見ても「怖っ!」となるような報告でした。

鼻のおできは単なるニキビと軽視せず、早めに受診し、正しい予防を心がけましょう。

RECEPTION TIME

受付時間

午前


午後
ACCESS

アクセス

地下鉄堺筋線・谷町線 南森町駅
JR東西線 大阪天満宮駅 3番出口 徒歩2分

〒530-0041
大阪府大阪市北区天神橋2丁目北1-21
八千代ビル東館1階

06-4801-0177 06-4801-0177