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「いつ塗ればいいの?」塗り薬のタイミング問題

湿疹・皮膚炎 肌荒れ

こんにちは、院長です。

患者さんから「先生、この塗り薬っていつ塗るのが一番効果的なんですか?」とよく聞かれます。

実は、ほとんどの塗り薬の用法には「1日1回 適量を塗布」「1日2回 適量を塗布」などとしか書かれていません。

ステロイド、保湿剤、ニキビ薬、水虫の薬など、どの薬も同様に「塗るタイミングの指定がない」のが現状です。

指定がないため、医師の自由裁量になり、皮膚科医によって指示が分かれてしまうことも珍しくありません。(私も研修医の頃は先輩の診察を見て真似するところから始めました。)

唯一の正解というものはありませんが、塗り薬の効果を最大限に引き出すために、いくつか押さえておくべきポイントがあります。ぜひ参考にしてみてください。


 

1. 入浴後〜寝る前は最大のチャンス!

「1日1回」の用法なら、入浴後~就寝前が最も向いています。

「1日2回以上」の薬剤でも、寝る前の1回はクリアしておきたいところです。

  • 浸透しやすい: 入浴後は皮膚が清潔で温まっており、薬が浸透しやすい状態です。
  • 刺激が少ない: 寝ている間は汗や摩擦が少なく、薬の成分が肌に留まる時間が長くなります。

日頃、なかなか回数を多く塗れない方は、この少ないチャンスを活かすためにも「適量をたっぷり、べったり、こすらず」塗りましょう。

布団や枕に薬がつくことを気にされる方もいますが、それで薬の効果が落ちることはありません。気にせず塗ってくださいね。

 

 

2. 保湿剤は何度でもOK!

保湿剤については、「入浴後が良い」とされていますが、それだけでは足りないことが少なくありません。

保湿剤は何回塗っても構いません。

例えば手の保湿をしたい場合、寝る前1回だけでは、手洗いや水仕事で失われる水分・油分を補いきれません。

手が乾燥したと感じたらいつでもいいですし、

「30分後にお風呂に入る」といった状況でも思い出したら塗るチャンスです。遠慮せず、こまめに塗りましょう。

 

 

3. 忘れても、思い出したらすぐに塗る

人間は忘れる生き物です。どれだけ気を付けていても塗り忘れることがあります。

塗り忘れたことに気づいたら、めげずに、つぎにまた塗りましょう。

大切なのは、薬を塗る習慣を途切れさせないことです。

 


 

まとめ

薬を塗るタイミングに縛られすぎて、ストレスになってしまうのが一番よくありません。

「入浴後~就寝前」をメインに、保湿剤は「乾燥を感じたとき」に、気楽な気持ちで続けてみてください。

ご自身のライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を見つけましょう!

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