「10日前にじんましんが出て…その時間はこのクリニックが開いてなかったから他の病院に行って薬を貰ったんですけど…すみません…それで…」

と他のクリニックに行かれたことを謝られる患者さんがおられます。

私は患者さんの病気がうまく治ればそれで良いと思っていますので、他のクリニックに行かれたからと言って怒るようなことはまず無いですのでご安心下さいね。

京大の医局にいた頃、皮膚科医がいない僻地の病院に月2回ほど診察しに行っていたことがあります。車で1時間以内の範囲に一軒も皮膚科専門医がいないような地域でした。

専門医が自分しかいないというのは医師にとって大変な重圧になります。患者さんにとっても、この先生とは合わないなあと思っても別の医師に診てもらうこともできないのでお互いに大変辛い状況だと思います。

大阪市内はクリニックも病院もたくさんあるので、重症例や難治例は総合病院にご紹介することができますし、患者さんも自分に合うクリニックを見つけやすいですね。地方より医療水準も高いです。開業前はいろいろな地域で仕事をしてきましたが、やはり都会の医療環境は恵まれていると感じます。