

院長コラム
今から行く オンライン診療
「急に体にしみができた」→癜風(でんぷう)かもしれません
「いつのまにか体幹に茶色いしみができた。増えてきた。」
皮膚科クリニックでは5月ごろからこのようなご相談が増えてきます。
このような場合、本当のしみ・いぼ(老人性色素斑・脂漏性角化症)のこともありますが、
10代~50代ぐらいの患者さんの場合は、癜風(でんぷう)のことがあります。
癜風の皮疹は、境界がくっきりした、まるい茶色い斑点で、こするとちょっと粉がでます。
かゆくありません。夏場になるにつれて、どんどん増えてきます。
癜風は、皮膚の常在菌(カビ)であるマラセチアが引き起こすトラブルです。
誰のお肌にも存在するマラセチア(だから人に移るものではありません)ですが、
・発汗や皮脂が過剰に出る部位(デコルテ、みぞおち、せなかなど)
・高温多湿な環境(サウナ、ホットヨガ、暑い職場に勤務など)
・長期間入浴できない(風呂キャンセル界隈、アウトドアなど)
などの条件が重なると、異常増殖してしまい癜風を引き起こします。
癜風はかゆくはないのですが、増えてくると目立ちますので早く治したいところです。
治療は難しくなく、
・カビ用の抗菌剤(抗真菌剤)を塗布する
・カビが増えやすい環境(上記)を避ける
と実践することであとかたなく消えていきます。
カビ用の抗菌剤(抗真菌剤)は皮膚科で処方できますが、
なかなか皮膚科に行く時間がない、というひとは
ドラッグストアなどで、「カビにも効く」と記載のあるボディソープを試してみるのも一つです。
皮膚科で処方するものと似ている抗真菌剤が含有されていますので、効果を期待できるかもしれません。
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