院長コラム
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「老人性◯◯」という病名の嫌な響き
副院長です。
皮膚科には「老人性◯◯」という病名がたくさんあります。
老人性疣贅(いぼ)
老人性乾皮症(お肌のカサカサ)
が有名です。
失礼さが極まっている病名ですね。
しかし老人とはいったい何歳なのでしょうか?
70代?いやいや80代から?
実は老人性疣贅(いぼ)は30代でもよく見られますし、老人性乾皮症(カサカサ)は40代から自覚される方も多いです。
昔の人は短命でしたから、今の中年は老人の扱いだったのでしょう。
ちなみに一寸法師のお婆さんが40歳だそうです。私より年下ですね。
昔より遥かに寿命は伸びました。しかしお肌が遥かに強くなったか?というとそうではなく、現代でも30代40代からトラブルが起きがちです。こうして病名と年齢感覚のギャップが生まれてしまっています。
それでは患者さんにお伝えする時はどうしているのか?
「これは老人性ね!」
と大声で叫ぶ医師もおられますが、副院長は
「この症状はご年齢によるものです」
と言い換えるようにしております。
ただ、老人性と大声で断言してくれる豪快な医師が好きだという患者さんもおられます。
みなさんの好みは分かれるようで、そのあたりは医師として興味深いところです。
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