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【皮膚科の都市伝説】「ステロイドを塗ると肌が黒くなる」って本当?

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こんにちは、院長です。

「ステロイドを塗ると、その場所が黒ずんでしまう」 

皮膚の治療をされたことがある方なら、一度はこんな噂を聞いたことがあるかもしれません。

実はこれ、皮膚科の世界では昔からある有名な「誤解」なのです。

今回は、この都市伝説の真実を専門医の視点から解説します。

1. 結論:ステロイドのせいではありません

いきなり結論から申し上げます。 ステロイドを塗ったから黒くなるのではありません。

「皮膚に炎症があったから」黒くなるのです。

皮膚科医の間では常識なのですが、正しくは「炎症後色素沈着」という現象が起きています。

 

2. なぜ「薬のせい」と思われてしまうのか?

なぜ多くの人が「ステロイドのせい」だと勘違いしてしまうのか、その仕組みを整理してみましょう。

【正しい経過】
1. 原因: 皮膚に強い炎症(湿疹)が起きる
2. 治療: 皮膚科を受診し、ステロイドを塗る
3. 結果: 炎症が治まったあと、肌に色がつく(炎症後色素沈着)

ところが、この経過の「2」と「3」だけを切り取って見てしまうと……

「ステロイドを塗った場所が(2)、黒くなった(3)!」

という風に、まるで薬が犯人であるかのように見えてしまうわけです。

 

「皮膚に炎症が起こったら、(ステロイド塗っても塗らなくても)色素沈着が生じる」というのが適切な表現と思います。

ニキビや虫さされ、ヤケドなども、しばらくはアト(色素沈着)が残ることをイメージするとわかりやすいでしょう。

 

3. 怖いのは「色素沈着の地層化」

ここで大事なのは、ステロイドを塗るのを心配することではなく

「なぜステロイドが必要なほどの炎症が起きたのか?」を考えることです。

そうしないと湿疹を同じ場所にくり返してしまうことになります。

湿疹を繰り返すと、(ステロイド塗っても塗らなくても)色素沈着は多少なりとも生じて積み重なっていきます。

跡に残る色素沈着は「地層」のように重なり、どんどん濃くなってしまいます。

 

一度ひどい湿疹が起こってしまった場合には、

「跡を残したくないから、ステロイドを塗りたくない」と放置するのが一番の逆効果ともいえます。

強いかゆみがあれば一旦はステロイドで炎症をしっかり抑えこみ、

そのうえで湿疹の原因を探して避けるよう努力するのが適切なスキンケアと思っています。

(もちろん軽い湿疹なら原因除去だけで治ると思います)

 

まとめ

「皮膚に炎症が起こったら、(ステロイド塗っても塗らなくても)色素沈着は生じる」

• そうはいっても、乾燥しすぎて痒くなったり、汗や皮脂を放置して痒くなったり、合わないスキンケア用品で痒くなったり、など肌トラブルが起こることもあります。そんなときは、皮膚科の薬をうまく使って早めにしっかり治すくり返さないことが、より良質な皮膚への近道です。

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