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お肌のトラブル 俗語と医学用語 ダメージ編
こんにちは!院長です。
私たちは日々の生活の中で、様々な肌のトラブルを経験します。その多くは俗語で呼ばれていますが、皮膚科医が使う正式な医学用語は少し違います。
今回は、身近な「ダメージ」に関する肌トラブルの俗語と、その医学用語について解説します。
マメ・水ぶくれ
靴擦れなどでよくできる、手や足の皮膚にできる水ぶくれのことですね。この状態を厳密に表す医学用語はあまりありませんが、あえて言うなら「摩擦と圧迫によって生じた皮内水疱(ひないすいほう)」と表現します。痛くなければ潰さず様子を見て引くのを待ちましょう。潰れてしまったら雑菌が入らないように毎日(痛くても)洗浄しましょう。ハイドロコロイド系の絆創膏(ケアリーブなど)を貼ったとしても少なくとも2~3日に1回は交換し、そのたびに洗浄が大事です。
血豆
マメや水ぶくれの中に血が溜まったものです。これも決まった医学用語はありませんが、「血疱(けっぽう)」と呼ぶことがあります。対処は「マメ」と同じです。
たんこぶ
頭などを強くぶつけたときにできる、盛り上がったコブのことです。これは血豆よりも皮膚の深い部分で出血している状態なので、「皮下血腫(ひかけっしゅ)」といいます。たんこぶは容易にはつぶれませんので様子を見ますが、そもそも頭をぶつけていますので体調が心配です。たんこぶがひどいときは救急を受診しましょう。
青あざ・あおたん
打ち身や注射の後に皮膚が青紫色に変色する現象ですね。これは「紫斑(しはん)」と総称されます。血豆やたんこぶも出血によるものですが、ダメージを受けた部位の深さや出血の量によって、それぞれ異なる見た目になります。
ちなみに、生まれつきや思春期頃にできる青っぽいあざは「太田母斑(おおたぼはん)」や「後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)」と呼ばれる別の病気で、打ち身の青あざとは全く別物です。
タコ
手や足にできる、硬く厚くなった角質のことです。「ペンだこ」などもそうですね。医学用語では「胼胝(べんち)」と呼びます。皮膚科医としては、読めるけれど書くのは少し難しい漢字の一つです。
ウオノメ
タコとよく似ていますが、中心に硬い「芯」ができ、圧迫すると強い痛みを伴うのが特徴です。こちらは「鶏眼(けいがん)」といいます。ウオノメについては、以前のコラムでも詳しく解説しましたので、ぜひご覧ください。
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