>院長コラム >院長コラム

院長コラム

アクセス
順番待ち受付
 今から行く
オンライン診療

セリ科スパイスアレルギー対応!院長特製カレーレシピ

レシピ 食事 アレルギー

こんにちは、院長です。

今日はちょっと珍しい食物アレルギーの話です。

食物アレルギーによって引き起こされる症状は多岐にわたりますが、その原因となる物質は患者さんによって実にさまざまです。

中でも、「セリ科スパイスアレルギー」は、日本ではまだあまり知られていない珍しいタイプのアレルギーです(欧米では比較的発症例があるようです)。

 

セリ科の代表的な植物・スパイス

セリ科には、料理によく使われるおなじみの食材やスパイスが多く含まれています。

  • クミン、コリアンダー(パクチー)、フェンネル、ディル、キャラウェイ
  • セロリ、ニンジン
  • ミツバ、パセリ

クミンコリアンダーは一般的なカレー粉の主要な原料であり、

またセロリニンジンは洋食の香味野菜のベースとしてソースや煮込み料理によく使われるため、注意が必要です。

 

そこで!キッチン仕事が趣味の院長が、セリ科スパイスを使わずに試作を重ねた「セリ科アレルギー対応インドカレーレシピ」を特別に公開します!

(印度カリー子さんのレシピおよび大手スパイスメーカーのアドバイスを元にしています)

 

 

【セリ科不使用】チキンカレーレシピ

【A】厳選スパイス

  • ターメリックパウダー:小さじ1(ショウガ科です)
  • 一味唐辛子:無し or 3振りぐらいから(お好みで調整。ナス科トウガラシ属です)
  • フェネグリークパウダー:小さじ1(マメ科です。なかなかスーパーでは見かけません。通販で購入しました)

材料(約3〜4皿分)

  • 鶏もも肉:1枚(約250〜300g、一口大に切る。ひき肉でも鶏肉以外のお肉でも美味しく作れます!牛よりは豚がおすすめ)
  • 玉ねぎ:1個(みじん切り):ヒガンバナ科です
  • にんにく:みじん切り小さじ1(フレッシュな生を推奨。時短モードはチューブで):ヒガンバナ科です
  • しょうが:みじん切り小さじ1(フレッシュな生を推奨。時短モードはチューブで):ショウガ科です
  • カットトマト缶:200g:ナス科です
  • 水:200ml
  • 塩:小さじ1〜(味をみて調整してください)
  • 油:大さじ1

 

作り方

  1. 下準備: 鶏肉は一口大に切ります。玉ねぎ、にんにく、しょうがはみじん切りにします。
  2. 玉ねぎを炒める: フライパンに油を熱し、玉ねぎを強めの火でこげ茶色になるまで焦がし気味に炒めます。玉ねぎから甘みが引き出されたら、にんにくとしょうがを加えて香りが立つまでさらに炒めます。
  3. トマトを煮詰める: トマト缶を加え、弱火で混ぜながら全体がペースト状になるまでしっかりと煮詰めます。
  4. スパイスを加える: 火を弱め、【A】のスパイスと塩を加えて、全体によく混ぜ合わせます。スパイスの香りが立ってきたらOKです。
  5. 煮込んで完成: 鶏もも肉と水を加えて混ぜ合わせます。沸騰したらフタをして弱火で15分ほど加熱し、鶏肉に火が通ったら味見をして塩で味を調えて完成です!

 

院長からのアドバイス

クミンやコリアンダーが使えないため、日本人が想像する「いつものカレーの風味」とは少し異なりますが、これはこれで立派なカレーの範疇。夏にぴったりの、爽やかな辛さのサラッとしたカレーに仕上がります!

もっとコクやとろみが欲しい場合は、煮込むときに無塩バターを10gほど加えたり、水のかわりにココナッツミルク(ヤシ科です)で煮込んでもいいと思います。私は在庫にあったアーモンドミルク(バラ科です)でも作りましたが美味しかったです。

さらに香りを豪華にしたいときはカルダモン(ショウガ科です)、クローブ(フトモモ科です)、シナモン(クスノキ科です)などお好みで加えてください(3振り程度から調整)。

ぜひ、安心安全で美味しい自家製カレーを楽しんでみてください!

 

RECEPTION TIME

受付時間

午前


午後
ACCESS

アクセス

地下鉄堺筋線・谷町線 南森町駅
JR東西線 大阪天満宮駅 3番出口 徒歩2分

〒530-0041
大阪府大阪市北区天神橋2丁目北1-21
八千代ビル東館1階

06-4801-0177 06-4801-0177