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ブユ、ブヨ、ブト、結節性痒疹

痒疹 アウトドア 虫刺され

虫さされ(成分の話塗り方の話)の続きです。

以前マダニの厄介さは少し書きましたが、ほかにも厄介な虫はいます。

 

ブユです。

 

ブユ:ハエ目カ亜目ブユ科に属する昆虫の総称。

ブヨ、ブトとも呼ぶようです。

ヒトから吸血します。

 

体長数mmの、ハエの一種で

山林などの水辺に多くいますが、ゴルフ場、都市部の川や公園、今でしたら万博会場のどこかにもいるようです

(おそらくは万博会場でやられた患者さんが受診されました)。

あまり目立たず、皮膚に傷をつけて吸血します。

吸血時に痛みやかゆみを感じることはほとんどありません。

 

吸血されたところが点状の出血点になり、周囲が赤く腫れ、

しばらくして(とくに半日~翌日以降)かゆみと腫れが強くなってきます

はじめのうちはムヒなどの市販薬で対処していたが、2週間以上経っても眠れないぐらいかゆくてつらい」というような患者さんも少なくありません。

 

さらに長期間放置した場合には、ゴリゴリのしこりを伴った状態(結節性痒疹:けっせつせいようしん)になることもなります。

痒疹は皮膚科の病気のなかでもトップクラスのかゆみを伴いますので、治療するには数ヶ月単位で取り組む必要があります。

 

 

ブユ刺症の治療は、ほかの虫刺されと同じように

・ステロイドの塗り薬      →炎症(腫れ)を抑えます

・かゆみどめの内服          →ひっかききずを減らします。

で行いますが、

上述のように腫れ・かゆみが長引き再発しやすいので、

最低でも1週間、できれば2週間以上は油断せず治療を継続することが望ましいです。

 

このようにブユは刺されると厄介ですので、なによりも「刺されない」のが有効な作戦です。

先日私も万博に行きましたが、虫よけ装備(森林香は使わない)のおかげで何にも刺されず帰ることができました。

 

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