院長コラム
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ワキの汗:おくすり編
前回(ワキの汗)書きましたように、
ここ数年でワキの多汗症に対して保健適応のぬり薬が登場してきました。
エクロックゲルとラピフォートワイプです。
いずれも抗コリン作用の働きで汗の分泌を抑制します。
どちらも非常に効果的で、患者さんの満足度の高いお薬です。
昔から多汗症の患者さんには治療の選択肢が少なかったのですが、こうやって増えてくれるのは素晴らしいことと思います。
ちなみに、この2つの薬剤で大きく違うのは、剤形です。
エクロックゲルは、ロールオンのようなタイプのものです(ロールオンそのものではありません)。ボトルタイプの剤形で、操作により1回分の適切な量の薬剤が排出され、薬剤を手に付着させることなく腋窩に塗布することができます。よく工夫されている剤形と思います。
一方ラピフォートワイプは、wipe=拭くタイプで、1包装ごとに1回量の薬剤が染み込んだシートが入っており、そのシートで腋窩を拭くように塗布します。薄いパウチの包装なのでかさばらず便利です。シートを手で触りますので、手に付着した薬剤をよく洗う必要がありますが、携帯性に優れていると思います。旅行や出張が多い方にはとても向いています。
なお、従来どおり塩化アルミニウム製剤を当院では扱っています。
有効性は高く、ワキの汗でしたら20%製剤で充分効果を発揮します。
上の2薬剤とともに選択肢にぜひご検討ください。
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