院長コラム
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塗り薬が効かない!?水虫にも「薬剤耐性」があるって本当?
こんにちは!院長です。
細菌感染症だけでなく、カビ(真菌)が原因である水虫(白癬)にも、実は「薬剤耐性(たいせい)」を持つ菌がいることが知られています。
水虫の薬が効かないのはなぜ?
私たち皮膚科医にとって、水虫は比較的治しやすい疾患の一つです。
しかし、中には塗り薬を適切に使っていても、なかなか治療効果が出ないケースがまれにあります。
顕微鏡検査で「水虫である」と診断が確定しているにもかかわらず、薬が効かない状態を「薬剤耐性」といいます。
過度な心配は不要です
「耐性菌」と聞くと厄介に聞こえるかもしれませんが、実は過度に心配する必要はありません。
なぜなら、水虫薬には様々な作用機序(系統)を持つ種類があるからです。
今使っている薬剤で効果が出なかったとしても、
その系統とは別の系統の薬に変更することで、多くの場合、治療効果が期待できるようになります。
これは、塗り薬だけでなく、爪水虫の内服薬でも同様のことが当てはまります。
治療が長引いていると感じたら
水虫の治療で最も大切なことは、まず本当に水虫であるかを顕微鏡で正確に診断することです。
水虫ではない別の皮膚炎(湿疹など)に水虫薬を塗っても、当然効果は出ません。
もし、ご自身で「長期間、水虫薬を使っているのに治らない」と感じる場合は、以下の可能性を検討する必要があります。
- そもそも水虫ではない(他の皮膚疾患)
- 塗る量が少ない、または塗る期間が短い
- 薬剤耐性を持っている
当院では、真菌検査で水虫であることを確認した上で、
これまでの使用歴(使っていた薬剤、期間、本数など)をお伺いし、最適な治療方針をアドバイスしています。
「なかなか治らない」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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