副院長です。

今回は感染する皮膚病が登校OKなのか不可なのか？についてです。

現在いくつかの皮膚の学校感染症に関しては皮膚科学会から見解が出ています。

まず第一弾は「とびひ（伝染性膿痂疹）」についてご説明します。

とびひの場合、

「熱もなく元気で、

病変部を処置してガーゼなどで覆えている

→登校・登園可能」

という見解です。

つまり、薬を塗ってガーゼなどで覆えていないと登校（登園）「不可」になります。

これは意外と知られていません。

腕や身体はガーゼをしやすいのですが、

顔、とくに目・口・鼻のきわなどに出てしまうとガーゼなどが難しく、

お子さんの体調が元気いっぱいでも登校（登園）不可となります。

そうなる前に早めの治療をおすすめします。

ちなみに副院長は大学の時とびひになったことがあります。

顔のかさぶたを掻いていたらジュクジュクが無限に発生し、

近所の皮膚科に行くと

「とびひね！子どもの病気なんだけどね！プププ！」

と、おじいちゃん先生に激しく笑われた記憶があります。のどかな昭和の皮膚科でした。

（このように大人でもカサブタを掻いていると、とびひになることはありますので注意しましょう）