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AGA(男性型脱毛症)の治療について

脱毛症

院長です。

前回、身も蓋もない内容で終わりました原因編のつづきです。

そんな悲しい原因のAGA(男性型脱毛症)ですが、治療薬はちゃんとあります(2024年6月)。

 

治療薬の主役は

・フィナステリド

・デュタステリド

・ミノキシジル(外用のみ)

の3つです。

 

フィナステリドとデュタステリドは男性ホルモン(テストステロン)を直接調節するわけではなく、毛包において「テストステロンがジヒドロテストステロンに変化する」のを阻害します。ジヒドロテストステロンというのがAGAの主要因ですので、AGAの進行を止めるとともに細くなった毛髪の太さが戻るのを助けてくれるわけです。

 

ミノキシジル(外用のみ)はリアップなどでよく知られている成分です。塗布する薬剤のなかでは高いエビデンスがあります。

 

ここで注意なのは、ミノキシジルの錠剤(内服)です。

AGA専門クリニックなどでよく併用されていますが、もともと降圧剤として開発された薬剤ですので、心血管系の副作用が報告されています。(降圧剤として治験をおこなったところ、ヒゲや体毛が濃くなったという副作用が報告され開発中止となりました)

めまいや失神などの副作用が起こるようですので、ここから先はAGAの治療にどこまでのリスクを許容できるのか、という根本的な命題につきあたります。

 

当院では扱っていませんが、ミノキシジルを内服中の方は自動車の運転など集中力が必要な作業や、精密な作業は避けたほうがいいでしょう。

 

なお当院ではフィナステリドとデュタステリドを取り扱っていますのでご興味の方はご相談ください。

 

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