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MRSAなどの多剤耐性菌による「せつ(セツ、癤)」の存在

感染症 ニキビ

前々回前回のつづきです。

 

前々回で書きましたように、「せつ」の治療には

相性の良い抗生物質を使用する」が大事な治療法なのですが、

最近(といっても10年以上)、MRSAなどの多剤耐性菌による「せつ」が増えています。

 

多剤耐性

→いろいろな抗生物質が無効である

 

という意味です。

ということは、

 

多剤耐性菌による「せつ」には大半の抗生物質が効かない

→内服していても治らない、ずっと痛いまま

 

ということになってしまいます。

ここでもやはり切開が有効です。

経験上、切開して適切な洗浄処置、外用処置ができれば、

内服薬は短期間で済むことがほとんどです。

 

抗生物質の効果がでていないのに漫然と内服しつづけることで、

その患者さんにはますます多剤耐性菌が定着しやすくなりますので注意が必要です。

 

当院では切開や穿刺で膿を出した場合、同時に細菌培養検査を行うことで耐性菌のチェックも行っています。

そうすることで、万一薬が効かなかった場合にその結果を見て速やかに対応が可能となります。

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