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アトピー性皮膚炎・湿疹

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アトピー性皮膚炎

症状

 子どもの頃から慢性的にかゆみと湿疹が続く病気です。ブツブツした丘疹や、ザラザラした紅斑、粉がふいたり、ひっかき傷やかさぶたが入り混じります。

原因

 生まれつき皮膚のバリア障害があり、様々な刺激やアレルギー反応が加わって症状が出ます。

検査

 ご希望に応じて採血でアトピー性皮膚炎の数値の測定やアレルギー検査(食物、動物、花粉、ダニ、ほこりなど)をすることが可能です。

※小児の患者様は当科での採血は難しいので小児科をご案内しています。

治療方法

 基本は塗り薬になります。

 大事なことは「どの範囲」に「何の薬」を「どのぐらいの量」で「いつまで塗る」か、そして「その後のケア」です。

 お薬を処方するときに詳しくご説明しますが、「ここに何を塗ればよいか分からない」などの疑問が生じたら何度でも受診し、ご質問ください。塗る範囲や量、期間を間違うと湿疹が治らず、慢性化した湿疹が原因でお肌が黒くなることもあります。

1.ステロイド(塗り薬)

 炎症を抑えるために使います。医師の指示のもと、正しく使うことが大切です。塗り薬にもいろいろなランクと強さがあり、症状や塗る場所、年齢、肌の薄さによって選択します。当院では症状が改善したらステロイド以外の塗り薬に移行することをお勧めしています。

2.コレクチム、モイゼルト、プロトピック(塗り薬)

 強い湿疹を抑え込む効果は弱いですが、軽い症状の方や症状がある程度よくなった方の再発防止に効果があります。

3.保湿剤(塗り薬)

 皮膚のバリアを強化するために使います。強い湿疹を治す効果はありませんが、症状悪化防止に効果があります。

4.ミチーガ(ネモリズマブ)

 アトピー性皮膚炎による痒みを抑える新薬です。アトピー性皮膚炎の痒みの原因となるIL-31というサイトカインの働きを抑える作用があります。塗り薬の治療は続けたまま、4週間に1回ミチーガを注射することで痒みを抑制します。

※ミチーガは13歳以上から適応になります。
※通常の塗り薬の治療では十分な効果が得られない方が対象になります。

湿疹

 アトピー性皮膚炎以外の方でも汗や乾燥、加齢によるバリア障害などで湿疹が出ることがあります。

症状

 皮膚の表層(表皮・真皮上層)に起こる炎症の総称で、皮膚炎とも呼ばれます。

 かゆみに加え、赤み、細かいブツブツ、小さな水疱などが混じり合ってみられます。

1.汗疱性湿疹

 汗腺(汗を出す腺)が炎症を起こして手のひら・足の裏・手足の指に小さい水ぶくれを繰り返します。痒みを伴うことが多く、放置するとガサガサの湿疹局面に発展することもあります。

 患部に汗が溜まりやすい方、金属やアルコール消毒・洗剤などにかぶれている方に多く見られます。かぶれを調べたい方はご希望に応じてパッチテストが可能です。

2.眼瞼炎

 まぶたの湿疹です。まぶたにカサカサや赤みが出て、放置するとゴワゴワした固い皮膚になります。

 原因としては花粉や黄砂のアレルギーやメイク用品などのかぶれによるものが多いですが、ビューラーの金属(ニッケル)や化粧品に含まれる防腐剤など意外なかぶれが原因となっている場合もあります。繰り返す場合はパッチテストをご案内しています。

3.乾燥性湿疹(皮脂欠乏性湿疹)

 乾燥した皮膚はバリア機能が弱いため、正常の皮膚なら症状の出ないような刺激でも皮膚炎を起こしやすい状態になっています。

 乾燥性湿疹は体質的に乾燥肌の方、日常的に皮膚を強く擦っている方(入浴時にナイロンタオルで擦るなど)によく見られますが、若いころは肌トラブルと無縁だったという方でも40歳を超えれば徐々に症状が出ることが多いです。

 皮膚は年齢とともに薄く乾燥気味になるので適切なケアをしなければ徐々に悪化します。特に近年ではヒートテックなどの刺激性の素材、摩擦の激しいストレッチ素材やデニム素材などで悪化するパターンがよく見られます。

治療方法

 アトピー性皮膚炎に準じた治療法を行います。

 なお、毎回同じような部位に頻繁に湿疹を繰り返してお困りの場合、ご希望があれば原因を探るためにパッチテスト検査をすることもあります。

パッチテスト

 腕や背中にシールを貼って反応を調べる検査です。
かぶれによって2種類のパッチテストがあります。

※検査~翌々日の受診日までの間、入浴・シャワー浴・汗をかく運動はできません。
※かぶれの反応は1~2日で出ることが多いですが、遅いと3週間程度してから出る場合もあります。
※検査日、検査2日後、検査3日後に来ていただきます。
例)検査:月曜、判定1:水曜、判定2:木曜
場合によっては1~3週間後にも受診していただく必要があります。

※お使いの化粧品などのすべての成分を調べたいという方は大がかりな検査になるので専門の総合病院をご紹介しております。

1.金属パッチテスト

 アクセサリーや歯科金属のかぶれを検査します。

<検査内容>

アルミニウム、コバルト、スズ、鉄、白金、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、銀、クロム、ニッケル、亜鉛、金、銅

2.パッチテストパネル

 日常でのかぶれを検査します。

<検査内容>

ニッケル、ラノリン、フラジオマイシン、カインミックス(局所麻酔剤)、香料ミックス、ロジン(松脂)、パラベン(防腐剤)、ペルーバルサム(樹脂)、金、コバルト、ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、ゴム、イソチアゾリノン(防腐剤)、メルカプトベンゾチアゾール(ゴム硬化剤)、ジアミン(髪の染料)、ホルムアルデヒド、メルカプトミックス(ゴム硬化剤)、チメロサール(防腐剤)、チウラムミックス(ゴム硬化剤)

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