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いぼ・首いぼ

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 「いぼ」は、皮膚から盛り上がっている小さなできもの一般を指す俗語です。ですから、患者様が「いぼができた」と言って受診されるものの中には、私達皮膚科医から見ると、様々な異なる皮膚病が含まれています。

TYPE 01体質や年齢とともにできるもの

首いぼ(軟性繊維腫、スキンタッグ、アクロコルドン)

 首や脇、そけい部(太もものつけね)など摩擦が多い部位にでてくるもので、はじめは小さなイボですが、進行しながら少しずつ大きくなっていき、皮膚にぶら下がったような形状に変化することもあります。

症状

 皮膚から隆起する小さな膨らみで、大きくなってくると皮膚から垂れ下がったようなできものになります。
色は無色~茶色までさまざまで、首や脇、そけい部などに好発します。

原因

 はっきりした原因はわかっていませんが、摩擦が関連しているものと考えられています。

治療方法

1、手術用ハサミでの切除

 きれいに治療したい場合、当院では手術用ハサミで切除を行っています。

 注射による局所麻酔を使用します。術後数日、入浴後にぬり薬とテープによる処置が必要です。

治療費の目安

1~2mmのもの1個あたり1,100円(税込) ※自費診療

2. 液体窒素療法

 -196℃の液体窒素を病変に当ててカサブタ、水ぶくれにして剥がしていきます。

 治療中ヒリヒリした痛みを伴い、数日以上鈍い痛みが生じることがあります。

 小型のものは1回で取り切れますが、大きいものは2週間ごとに治療を繰り返す必要があります。


 治療後に色素沈着を長期間(半年以上)残すため、キズアトを気にしない場合に選択します。

治療費の目安

(個数にかかわらず)1回1,000円前後(保険治療:3割負担の場合)

3.CO2(炭酸ガス)レーザー

 CO2(炭酸ガス)レーザーで治療することもできますが、治療後に色素沈着や色素脱失(白く抜けてしまう)を引き起こすことがあるため、当院ではあまり実施しておりません。

脂漏性角化症(老人性疣贅)

 老人性のいぼと言われますが、早ければ20歳代から生じます。

症状

 年齢とともに全身どこにでも出現しますが、とくに顔、頭皮、体幹、手の甲に多くみられます。

 色は薄茶色のものからこげ茶色のものまで、 形も表面がザラザラしているものから、盛り上がるものまで様々なものがあります。

原因

 日焼けする部位に多く、光老化の影響が大きいと言われますが、頭皮や体幹にも多発しますので、体質・年齢による要因もあると考えられています。

治療方法

1、液体窒素療法

 治療回数がかかっても良い場合、色素沈着が目立たない部位(頭皮など)は良い適応です。

 ヒリヒリした痛みを伴いますが、−196℃の液体窒素を患部に当て、カサブタや水ぶくれにして徐々に剥がしていきます。

治療費の目安

1回1,000円前後(保険治療:3割負担の場合)

2.CO2(炭酸ガス)レーザー

 1回で取りたい場合、色素沈着を少なくしたい場合はレーザーが良い適応です。

 注射による局所麻酔を使用してCO2(炭酸ガス)レーザーでも取ることができます。

治療費の目安

1mmごとに2,200円〜4,400円(税込) ※自費診療

※一度に治療できるサイズ、個数は状態によって異なります。診察時にご説明いたします。

TYPE 02ウイルス感染が原因のもの

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、ミルメシア

 ヒトパピローマウイルスが原因です。小児に多いですが、成人でも感染します。

 皮膚にできた微細なキズから感染し、そこで増殖し数カ月後には大きくなります。

 放置すると増えてしまいますので、早めの治療をおすすめします。

症状

 最も多くみられるのは手や足の指で、表面がざらざらした、通常は数mm程度の小さな皮膚の盛り上がりができます。

 1つだけポツンとできることもありますが、多発することもあり、集まって融合し、面に広がることもあります。

 通常は、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。足の裏にできるものは、あまり盛り上がらずざらざらして硬くなり、うおのめのように圧痛がでることがあります。

原因

 ヒトパピローマウイルスが感染することで出現します。

治療方法

1.液体窒素療法

 特効薬や特効的治療法はないため、液体窒素療法がメインの治療法になります。

 −196℃の液体窒素を患部に当て、カサブタや水ぶくれにして徐々に剥がしていきます。約2週間ごとに繰り返すのが効果的です。治療中ヒリヒリした痛みを伴い、数日以上鈍い痛みが生じることがあります。
どの治療法でも1回で完治することはなく、複数回の治療(通院)が必要になることが多く、根気よく治療に臨むことが大切です。

※痛みが苦手な方のために、当院では他の治療法(飲み薬)も組み合わせて治療を行なっております。

※尋常性疣贅を触った手で別の部位(特に皮膚が荒れていたり、キズがある部位)を触ったりすることで広がるため、むやみに触らないようにしましょう。

※足の裏にできた尋常性疣贅はうおのめと似ており、誤った判断で市販薬を用いると、時に悪化することがあります。自分で削ったり、爪切りで切ったりすることも控え、早めに皮膚科に相談しましょう。

治療費の目安

1回1,000円前後(保険治療:3割負担の場合)

扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)

症状

 思春期以降に、頬やおでこによくみられます。ほとんど盛り上がりのない、小さなシミに似た色素斑がたくさんできます。線状に並ぶ事もあります。

原因

 皮膚にできた微細なキズからヒトパピローマウイルスが感染して生じます。

治療方法

1.ヨクイニン(内服薬)

 ヨクイニン内服による治療を実施します。

2、液体窒素療法

 液体窒素療法も効果はありますが、顔の場合は色素沈着が残りやすくなるため、あまり推奨はしません。

治療費の目安

1回1,000円前後(保険治療:3割負担の場合)

伝染性軟属腫(みずいぼ)

症状

 表面がツルツルして、みずみずしい光沢のある直径数mmくらいの小さな皮膚の盛り上がり(丘疹と言います)ができ、てっぺんが少し凹んでいるのが特徴です。

原因

 皮膚にできた微細なキズや毛包から伝染性軟属腫ウイルスが感染することで出現します。

治療方法

 ピンセットによる除去術は強い苦痛を伴うため、当院では行なっておりません。

 湿疹の部分に重なっていることが多く、湿疹の治療を優先することがあります。

 時間とともに自然に治ることがほとんどですが、お困りの場合は相談の上、苦痛の少ない方法で処置を行います。

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