虫刺され
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虫刺されとは、蚊、ブヨ、ダニ、ケムシなどに刺されて起きる皮膚炎です。
蚊
症状
蚊が吸血した後の症状には2種類存在します。
即時型反応・・・刺されてすぐに出現する発赤・かゆみ
遅延型反応・・・刺されて1~2日で出現する発赤・かゆみ
また、年齢により反応が変化します。
乳幼児期・・・遅延型反応のみ
幼児期~青年期・・・即時型反応と遅延型反応
青年期~壮年期・・・即時型反応のみ
老年期・・・反応が生じない
※実際には個々の体質や刺された頻度による個人差がかなりあります。
原因
メスの蚊による吸血が原因です。
治療方法
ステロイドの塗り薬が有効です。症状が強い場合は飲み薬も併用します。
ノミ
症状
膝から下に集中して赤みや水ぶくれができ強い痒みが出ます。ノミに刺されたときは気が付かず、吸血されて1~2日後にかゆみを伴う赤い発疹が生じて、初めて気付く方も多いです
飼っているネコやイヌにノミが寄生している場合は体や腕などにも皮疹が見られます。
原因
ネコノミによるものが殆どです。庭や草むら・公園などで地面から人間の足元に飛び付いて吸血します。
治療方法
ステロイドの塗り薬が有効です。症状が強い場合は飲み薬も併用します。
ブヨ(ブユ)
症状
刺されている時は痛み、かゆみをほとんど感じません。吸血部に小さな出血点が見られるのが特徴です。刺されてから半日ほど経過すると刺された箇所が赤く腫れ激しい痒みを生じます。
時には掻きむしることで徐々に硬くなり、痒みのあるしこりが数か月以上残る「慢性痒疹(まんせいようしん)」という状態になる方もいます。早めの治療が大切です。
原因
キャンプやゴルフ、公園などの野外レジャーの際、露出したスネを刺されるケースが多いです。
治療方法
ステロイドの塗り薬が有効です。症状が強い場合は飲み薬も併用します。
トコジラミ
症状
トコジラミは寝ている時に肌の出ている首や腕、手などから吸血するので、これらの部位に痒い発疹が出現します。
原因
トコジラミは室内に生息する虫で人が寝ている間に刺されることが多いです。昼間は柱や家具などの隙間に潜み、夜間、就寝中に吸血します。
旅行や引っ越しの際に、鞄や家具に付着してトコジラミが移動する例が多く指摘されており、旅行や引っ越し後から症状が始まった場合は注意が必要です。
治療方法
ステロイドの塗り薬が有効です。症状が強い場合は飲み薬も併用します。
ダニ(イエダニ)
症状
ウエスト回りやふとももの内側などを刺されて、非常に痒い赤い発疹ができます。
顔や手足が刺されることはあまりありません。
原因
イエダニは体長0.7mm前後ときわめて小さく、人が寝ている間に、衣類の中に潜り込み吸血します。
治療方法
ステロイドの塗り薬が有効です。症状が強い場合は飲み薬も併用します。
疥癬(かいせん)
症状
ヒゼンダニが皮膚に寄生することで顔以外の全身に激しい痒みと発疹を生じます。
※人から人にうつるので高齢者施設や病院などで流行することがありますが、駆虫剤の飲み薬(ストロメクトール)で治るため、早めに正しい診断と治療を行うことが大切です。
原因
ヒゼンダニが皮膚に寄生することによって生じます。
治療方法
ストロメクトール(飲み薬)が有効です。
マダニ
症状
野外に生息する大型のダニが、人間の体についまま吸血し、数日~1週間ほど吸血するとマダニが大きく黒く膨らみます。このため「急にホクロができた」と言って受診される方もおられます。
無理にマダニを取るとマダニ頭部が皮膚に残ったままになり炎症を起こすことがあるので受診して病院で取りきることが大切です。
※病原体を持ったマダニに刺されると日本紅斑熱やライム病という重篤な病気の原因になりますので刺されたあとは注意が必要です。
原因
野外に生息する大型のダニが人間の体についたまま吸血することで生じます。
治療方法
マダニを取り切ることが重要です。状態によっては専用の道具で皮膚を傷つけることなく除去できますが、皮膚ごと切除しなければならないことも少なくありません。
感染症予防のため、抗生物質を処方します。
(全ての感染症を防げるわけではありません。)
ハチ
症状
ハチに刺されると激しい痛みが出現し、赤く腫れます。これはハチ毒の刺激作用によるもので、初めて刺された場合、通常は1日以内に症状は治まります。
2回目以降はハチ毒に対するアレルギー反応が加わるため、刺された直後からじんましんを生じたり、1~2日後に強い発赤や腫れが出現したりします。この反応は個人差が大きいですが、重篤な場合は30分~1時間で呼吸困難・意識消失や血圧低下などを生じて死亡することがあります(アナフィラキシーショック)。
原因
ハチにさされることによって生じます。
アシナガバチ、ススメバチによる被害がほとんどです。
治療方法
ステロイドの塗り薬が有効です。症状が強い場合は飲み薬も併用します。
ケムシ(毛虫皮膚炎)
症状
皮膚に赤いブツブツや痒みが起きます。首や腕に出ることが多く、チャドクガによるものが多く見られます。
原因
有毒毛を持つケムシに触れたり、有毒毛が付着した皮膚を擦ったりすることによって生じます。
治療方法
ステロイドの塗り薬が有効です。症状が強い場合は飲み薬も併用します。
アクセス
地下鉄堺筋線・谷町線 南森町駅
JR東西線 大阪天満宮駅 3番出口 徒歩2分
〒530-0041
大阪府大阪市北区天神橋2丁目北1-21
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