院長コラム
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【乾癬】毎日の「塗り薬」に疲れていませんか? 負担を減らす選択肢「オテズラ」
こんにちは、院長です。
今日は、乾癬(かんせん)という病気と、飲み薬「オテズラ」についてお話しします。
乾癬とは
乾癬は、残念ながら2026年現在も根本的な原因は不明な疾患ですが、
現象としての「乾癬の患者さんの体内で何が起こっているのか」はどんどん解明されています。
わかっているのは、皮膚や関節など全身でさまざまな炎症が過剰に起こっている、バランスが崩れている、ということです。
現在、炎症のバランスを整える作用をもつ薬剤が多く開発され、乾癬の症状を抑える治療に用いられています。
治療には大きく分けて3つのステップがあります。
- 外用(塗り薬)
- 内服(飲み薬)
- 注射薬(生物学的製剤)
通常は1の塗り薬から始めますが、ここで大きな壁にぶつかる患者さんが多いのです(関節症状がある場合は、注射剤が推奨されます)。
「塗る」という重労働
皮膚だけに症状がある場合でも、
- 全身の広い範囲に症状がある
- 頭皮など、自分では塗りにくい場所が多い
- 目立つ場所にあり、見た目が気になる
このような状況では、毎日のケア(塗る手間、かかる時間、副作用対応など)が大変な負担になります。
そこで当院では
・外用を頑張っているけれど、満足する効果が出ない患者さん
・外用の労力ストレスで、精神的に参ってしまっている患者さん
にはオテズラという内服薬(飲み薬)を提案することがあります。
オテズラは「炎症のスイッチ」を整えるお薬
オテズラは、過剰に働いている「PDE4」という酵素をブロックすることで、免疫のバランスを正常に戻そうとするお薬です。
【オテズラのメリット】
- 1日2回の服用(最初の2週間は少しずつ慣らすスターターパックを使用)
- 塗りにくい部位にも効果:飲み薬なので、頭皮や爪など、塗りにくい部位にも効果が届きます。
- 検査の負担が少ない:定期的な血液検査やレントゲンが不要です。(注射剤治療は定期的な血液検査・レントゲンなどが必要です)
- オンライン診療と好相性:定期的な検査が基本不要ですのでオンラインでも処方可能です。忙しい方でも続けやすい治療です。
知っておいてほしい「副作用」と「費用」
もちろん、注意点もあります。
- 初期の胃腸症状や頭痛:飲み始めの1ヶ月以内に、吐き気や下痢、頭痛が出ることがあります。多くは軽度で自然に収まりますが、無理せずご相談ください。
- 塗り薬とのコンビネーション:オテズラだけで皮疹が100%消えるわけではなく、一部残った部分には塗り薬を併用します。ただし、「塗る面積が減る」ことで、精神的なゆとりが生まれます。
- 費用について(2026年2月現在): 薬価は1日あたり(30mg錠 2錠)で1,979円。3割負担の方で、1日約593円の自己負担です。 ※2026年4月に薬価改定が予定されています。
院長からのメッセージ
乾癬の治療は、単に「一時的に皮膚を綺麗にする」ことだけがゴールではありません。
「治療にかかる手間を減らし、自分らしい生活を取り戻すこと」も同じくらい大切だと私は考えています。
「塗り薬の効果がでない、もう疲れたな…」と感じている方は、一度ご相談ください。
※関節症状がある・強い場合は注射薬(生物学的製剤)がより推奨されますので、注射薬(生物学的製剤)で治療可能な医療機関をご紹介しています。
※以前コラムで書いたブイタマークリームも、乾癬に適応があります。
ステロイドではありませんので、「内服までは希望しないが、ステロイド外用を減らしたい」という場合にもご相談ください。
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