いぼができる主な原因
体質や年齢とともにできるもの | ウイルス感染が原因のもの |
体質や年齢とともにできるもの
首いぼ(軟線維腫、アクロコルドン)
首いぼを代表とする細かいいぼは必ずしも老化現象ではありません。
このいぼは体質でできるもので、早ければ20歳代からできてきます。
年齢とともに大きくなったりたくさんできるため、目立ってきます。
治療
- ■液体窒素やレーザーは、治療後に色素沈着を長く残すため、あまり行いません。
- ■当院では、手術用ハサミでの切除を行なっています。(自費診療)
- ■痛みに応じて局所麻酔を使用します。
- ■当日は茶色のテープを貼付しますので首元を隠せる服装でお越しください。
- ■数日間、入浴後にぬり薬での処置が必要です。
- こちらの治療は院長が担当しております。担当医表をご覧の上、ご来院ください。
治療スケジュールの目安
- 1コあたり1,100円(税込)(1~2mm程度のもの)(自費診療)
脂漏性角化症(老人性いぼ)
老人性のいぼと言われますが、早ければ20歳代から生じます。
年齢とともに全身どこにでも出現しますが、とくに顔、頭皮、体幹、手の甲に多くみられます。色は薄茶色のものからこげ茶色のものまで、
形も表面がザラザラしているものから、盛り上がるものまで様々なものがあります。
治療スケジュールの目安
- 1mm毎に2,200円~4,400円(税込)(自費診療)
※一度に治療できるサイズ、個数は状態によって異なります。診察時にご説明いたします。
ウイルス感染が原因のもの
尋常性疣贅(ウイルス性いぼ)
ヒトパピローマウイルスが原因です。
小児に多いですが、成人でも感染します。
ささくれなど傷のある皮膚に感染し、そこで増殖し数カ月後には大きくなります。
放置すると増えてしまいますので、早めの治療をおすすめします。
治療
- ■液体窒素治療を行います。
- ■痛みが苦手な方のために、当院では他の治療法(飲み薬)も組み合わせて治療を行なっております。
青年性扁平疣贅
ウイルス性いぼの一種で、思春期以降に、頬やおでこによくみられます。
ほとんど盛り上がりのない、小さなシミに似た色素斑がたくさんできます。
線状に並ぶ事もあります。
治療
- ■漢方の内服治療を行います。
- ■液体窒素治療は色素沈着を残すため、あまり行いません。
伝染性軟属腫(みずいぼ)
伝染性軟属腫ウイルスが原因です。いわゆる「みずいぼ」のことです。
一般に小児、とくにアトピー性皮膚炎の小児によく起こり、プールで感染することが多くみられます。
かゆみを伴うことがあり、ひっかいて潰すと他の部位に広がるので注意が必要です。
時間とともに自然に治ることがほとんどです。
治療
- ■ピンセットによる除去術は強い苦痛を伴うため、当院では行なっておりません。
- ■湿疹の部分に重なっていることがおおく、湿疹の治療を優先することがあります。
- ■時間とともに自然に治ることがほとんどですが、時間がかかりお困りの場合は相談の上、苦痛の少ない方法で処置を行います。
液体窒素治療
約マイナス200度の液体窒素で患部を冷やすことにより、ウイルスの住み着いた細胞を直接凍結・破壊しウイルスを駆逐します。
1~2週間に1度の間隔で治療が必要です。
最も一般的な治療ですが、治療時に痛みを伴います。
経過
施術後は赤く腫れ、痛みが数時間~数日続きます。
反応が良好だとカサブタや水ぶくれが形成されます。
いぼが残っている場合は再度液体窒素で治療します。
- 1回1,000円前後
(保険が3割負担の場合)