いわゆる「ほくろ」の多くは色素性母斑という良性腫瘍です。
極めてまれではありますがメラノーマなどの皮膚がんの可能性もあり、とくにレーザーで治療する際には医師の充分な診断能力が必要とされますので、皮膚科専門医の診察を受けた上で治療法を選択しましょう。
ほくろの治療
炭酸ガスレーザーによる治療 | 外科手術(切除術) |
炭酸ガスレーザーによる治療
顔のほくろがよい適応です。
組織を蒸散させる炭酸ガスレーザーを用いることで、ほくろの細胞を削りとります。
ほくろが深いところまで存在した場合は、レーザー治療では再発する可能性もあります。
※ほくろの場所や深さによっては外科手術の適応となることがあります。
経 過
治療直後はスリキズのようになっていますので、ぬり薬の処置が必要です。
洗顔、入浴は可能ですが、キズの部分のお化粧はできません。
キズの大きさによりますが1~2週間でキズは治り、赤みのあるお肌になります。
この時点からお化粧は可能です。
赤みは2~3ヶ月で徐々にひいていきます。
治療スケジュールの目安
- 1mm毎に2,200円~4,400円(税込)(自費診療)
※一度に治療できるサイズ、個数は状態によって異なります。診察時にご説明いたします。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
炭酸ガスレーザーは、ほくろや一部のいぼの治療に使用します。
炭酸ガスレーザーは水分に吸収される性質をもち、一瞬で組織を蒸散させる治療です。
適応
ほくろ、一部のいぼ、脂漏性角化症、皮膚腫瘍など
こちらの治療は院長が担当しております。
担当医表をご覧の上、ご来院ください。
治療の実際
所要時間 | 約10分程度 |
---|---|
施術中 | 注射による局所麻酔を行います。その際に痛みがあります。 |
注意事項 | レーザーを照射する部位と深さにより、治療後の状態、注意点が異なります。 ※治療の際に医師から詳細な説明をいたします。 |
治療後の経過 | 治療直後はスリキズのようになっていますので、ぬり薬の処置が必要です。 洗顔、入浴は可能ですが、キズの部分のお化粧はできません。 キズの大きさによりますが1~2週間でキズは治り、赤みのあるお肌になります。 この時点からお化粧は可能です。赤みは2~3ヶ月で徐々にひいていきます。 深いほくろの場合、まれに再発する場合があります。 |
治療スケジュールの目安
- 1mm毎に2,200円~4,400円(税込)(自費診療)
※一度に治療できるサイズ、個数は状態によって異なります。診察時にご説明いたします。
外科手術(切除術)
深いほくろの場合や完全に取り切りたい場合は外科手術を選択します。
局所麻酔を用いた30分程度の手術になります。
事前の血液検査が必要です。
治療の実際・経過
ほくろを切除・縫合しますので、当日はキズの部分に厚いガーゼとテープを貼ります。
抜糸は1週間後になりますが、それまでキズを不潔にしないよう注意が必要です。
こちらの治療は院長が担当しております。担当医表をご覧の上、ご来院ください。
治療スケジュールの目安
- 直径2cm未満のもので7,000円〜9,000円程度(保険が3割負担の場合)